元小学校教員のわこです。
私は、公立小学校の教員として20年間在職しました。
心身の調子を崩してからは病気休暇・休職を取り、そのまま退職しています。
私の休職歴は3年です。(ながっ!)
つまり、いただける休職期間の最大期限までまるまる取りました。
3年も休職する人は、私の周りにもほとんどいないので、休職当時は前例が少なくて心細かった記憶があります。
私の3年間の休職ライフが、だれかのお役に立てればなと思い、このたび筆をとりました。
今回の記事は、
【初期編】
です!
3年の休職と一言で言っても、1年め、2年め、3年めではそれぞれ私の体調も違います。
それによって、当然生活の過ごし方も変わってきますよね。
なので、休職中にしていたことを【初期編】【中期編】【後期編】に分けて書きたいと思います。
初期の過ごし方ポイント
休職してまもなくというのは、心も体もへとへとに疲れ果てている時です。
なので、この時期はとにかく、
心と体をゆっくり休める
これに限ります。
何より、症状の改善を優先しましょう。
生活リズムが大事だとあちこちで聞きますが、私の主治医は
「生活リズムはあまりこだわらずに、ゆっくりしましょう」
と言いましたよ。
規則正しく過ごすのは、もう少し元気になってからということでしょうね。
とにかく、休職初期は「時間を気にせずゆっくりする」これが合い言葉です。
この時期は、判断力が低下するので、どうしても休むことに罪悪感が生まれます。
悲観的な感情が生まれるのも自然なことなので、そのままにしておきましょう。
さて、休職初期に私がしていたことを5つご紹介します。
①太陽の光を背中にあびる

日光浴って、単純に「気持ちがいい」ですよね。
ぽかぽかするし、心がほっとするし。気持ちが明るくなります。
幸せホルモンであるセロトニンが出るので、ほんの10分でもお日様の光をあびるといいですよ。
とはいえ、体調が悪くてそんな気分になれない、光がまぶしすぎてつらいという人もいますよね。
そんな方は「背中干し」をおすすめします。
私も正面から光をあびるのがつらいという時に、よく背中を太陽に向けていました。
すると、光を浴びる面積も広くて暖まるし、顔は日焼けしないし、一石二鳥でしたよ。
太陽の光は、体内にビタミンDを作ってくれて免疫力アップするそうです。
②ガムをかむ

休職初期の体調が悪いときって、私は食欲がなかったんですね。
なので、無意識にしょっちゅうガムをかんでいました。
ガムをかむことで、ストレスを緩和し幸福感を高めるセロトニンが増え、うつなどの改善に効果があると言われているそうです。
私はその事実をあとから知ったのですが、当時はただ単にかむことが気持ちいいなーぐらいの感覚でした。
脳が喜んでたんでしょうね。知識はなくてもガムをかむことが心地よかったです。
ほかにも、唾液の分泌量が増えるので口臭予防にもなるし、咀嚼が緊張感を和らげるそうですよ。
③下着をきがえる

あたりまえじゃない・・・?という声が聞こえそうですが(笑)
体調が悪い人には、実は着がえはけっこうハードルの高いことなんですよね。
第一、うつなどの精神疾患になると、お風呂にはいることが難しくなります。
そうなると、服をきがえることもおっくうになり、何日も同じ服で過ごしがちです。
寝てばかりであまり体は汚れないので、同じ服を着続けても問題ないのですが。
やっぱり心がすさんでくるんですよね。
それに、私って汚いなあという罪悪感も生まれるし。
それなら、最大の難関であるお風呂には入れなくても、せめて下着を着がえるんです。
すると、不思議とさっぱりするし、罪悪感も減りました。
休職中からずっと、私はグンゼの綿100%のシャツを愛用していています。
着心地がやわらかくて、同じ型のを数着買って着回してます。
④ラジオを聞く

情報を制限するって、大事だと思うんです。
テレビをつければ、不安をあおるような暗いニュースが流れる。
ネットを開くと、次から次にあふれんばかりの情報が飛び交う。
これらをすべて受けるのは、療養中の心にはよくないと思うんですよね。
私の主治医は、
「テレビは見ずに、ラジオを聞きましょう。」
とよく言います。
確かにラジオは精神衛生上とてもいい情報ツールです。
必要以上にあおり立てることもないし、耳からだけの情報なので刺激も少ないです。
最低限の情報だけを取り入れれば、それで十分ですよね。
ちなみに私はソニーのラジオを使ってます。
AMもFMも聞けるし、なにより色が可愛くてコンパクト!(赤もあります)
単4電池で駆動するのもポイントです。
⑤心を許せる人とだけ話す

病気になると、極端に人と話すのがおっくうになります。
誰とも話したくないっていう時だってざらにありますしね。
だからといって、1人で孤立するのも良くないです。
心細いときほど人の助けが必要ですし、人との繋がりは最低限あった方がいいです。
それならどうするか。
私の場合は、本当にしゃべりたい人とだけしゃべって、人との関わりは最低限に保っていました。
この方法が一番気持ちが落ち着いたし、回復への近道だった気がします。
本当にしゃべりたい人って、「病気中でも心が許せる人」だと思うんです。
だらしない自分、弱っている自分を見せられて、気を遣わずに話せる人。
そんな人とだけ交流を保つことから始めましょう。
初期はとにかくゆっくりしよう
休んで間もない休職初期は、症状も気分もまだ不安定です。
外部からの刺激は控えて、とにかく体と心を休めることに専念しましょう。
上記の5つは、私にとっては効果があったものですが、この効能は人ぞれぞれです。
自分の症状にあう過ごし方を、無理のない範囲でやってみてくださいね。
次回は、休職中期に私がしていたことおすすめ5つをご紹介します。
以上、わこでした。
休むことって大事だよ。