教員

久しぶりに「公務員こそ最強」という価値感にのみこまれた話

わこ
わこ
お疲れ様です。

元小学校教員のわこです。

私は、公立小学校の教員として20年間在職しました。

在職後半は心身の調子を崩して病気休暇・休職をとり、そのまま退職しています。

山あり谷ありの教員人生はもうおなかいっぱいなので(笑)辞めた今も後悔はありません。

【教員20年目で退職】後悔なんて正直まったくないという話。教員は、安定安心の公務員です。 退職する際には、それはそれはたくさんの人に 「もったいない」「これから大丈夫なの?」 ...

とにかく現在に無我夢中で、私は昔をほとんど振り返らないんですね。

当時を懐かしんで思い出すことなど、ずっとなかったのです。

なので、気持ちはすっかり「今」や「前」を向いているつもりでしたが・・・。

 

実は最近、久しぶりに「昔の価値感」に揺り戻されたことがあったんです。

いやぁ、苦しかったですね。

教員でない今の自分がみじめになったし、劣等感にさいなまれました。

教員を辞めた自分を「ダメ人間」とまで思いつめたり。

一気に自分のことを谷底まで落としちゃったみたいです。

あ、現在はもうすっかり普段の私に戻っているので大丈夫ですよ!

わこ
わこ
「あの時の私の落ち込みようは何だったんだろう?」

と不思議に思うくらいです(笑)

正気に戻った今、せっかくならあの時の心境を記録して、次にいかせたらなとこうして記事を書いています。

今回は、

後悔など一切なく退職した私でも、たまには「昔の価値感」に揺さぶられることがあるよ

というお話です。

わこ
わこ
人間そんなこともあるよね

昔の価値感ってなに?

私が抱えていた「昔の価値感」とは、ずばり

公務員こそ最強説

です。

これは教員時代に私の中にあった根強い価値感で、

安定・安心の公務員こそ素晴らしい!

という考え方です。

あぁ、アンチ公務員のみなさん、すみません。・・・。

(画面の向こうからお叱りの声が聞こえる前に先に謝っておきます。)

今なら

わこ
わこ
「何様なの?

ずいぶん上から目線の価値感ね!」

とはっきり言えます。

しかし正直に言うと、教員時代は公務員である自分の立場を自慢に思っていたところがありました。

公務員の何が最強かというと、私が思うに

  • 毎月必ずいただけるお給料
  • それなりの額(低賃金ではない)をいただけるお給料
  • 手厚い福利厚生
  • 土日祝日は休日

などがあります。

とにかく「組織に守られている安心さ」に、多少なりとも優越感を感じていたんだと思います。

退職するときは、病気もしたし教員アレルギーにもなったし、さすがにこんな価値感はすっかり消えました。

退職してこれまでずっと、「昔の価値感」はよみがえることはなかったんですけどね。

あるちょっとした出来事で、久しぶりにその感覚を味わったのでした。

教員である姉宅に居候した話

私には年が3つ離れた姉がいます。

姉は現役の小学校教員。

義理の兄は市役所に勤めています。

そう、姉夫婦は公務員夫婦なんです。

その事実は、姉夫婦と普段交流する分には、特に意識することもありませんでした。

一緒にご飯を食べても、おしゃべりしても、公務員だからどうということもなかったです。

 

そんな私の気持ちにある変化をもたらしたのが、姉宅への居候。

私の家が今年の豪雨で傷んでしまい、危ないからと姉宅に居候させてもらったんですね。

ありがたいことに2週間ほど滞在させてもらい、おかげで台風に怯えず生活することができました。

今思い返してみても、本当にありがたいです。

・・・うん。ありがたいんですが、本音を言えば私はずっと苦しかったんですね。

その理由は、私が姉宅へ居候したことによって、

公務員夫婦の生活環境の良さが目についてしまったから

です。

つまり、公務員である姉夫婦の生活水準が手に取るようにわかり、無意識に自分と比べていたんだと思います

わこ
わこ
とにかく「うらやましい!」の一言に尽きます(笑)

例えば、どんなことがうらやましかったか。

  • 金額を気にせず、好きな食品を買える
  • 趣味や習い事にお金を使える
  • 外食が自由にできる
  • 新築の持ち家がある
  • 子どもに不自由をさせない暮らしができる
  • 車を数台所持している

こうやって振り返ると、やはり「お金」「もの」に不自由なく暮らせることに、意義を感じていました。

退職後の私1人の生活を今まで不自由に思ったことはないけど、やはり上には上がいますからね。

よそのいい生活を見てしまうと、不思議とそっちが万民の正解だと思うんでしょうね

姉宅の生活に染まっている間は、私はずっと自分に引け目を感じていました。

まさに「昔の価値感」である「公務員こそ最強説」に揺り戻されていたのです。

隣の芝生は青く見える

まさに「隣の芝生は青い」状態ですよね。

姉夫婦にも大変な苦労がたくさんあるのに、私はそっちには目が向いてなかったんだと思います。

居候も終盤になったときには、やっと姉夫婦の大変さが少しずつ分かるようになりました。

  • 毎晩遅くまで仕事をして帰ってくること
  • 少し体調が悪くても休めずに出社したこと
  • ご飯を食べると、疲れ果ててうたた寝をしてしまうこと
  • 疲れがピークで、つい子どもにあたってしまうこと
  • 収入も多いが、支出も多いこと
  • 住宅ローンの心配があること

さまざまな苦労や犠牲のうえに、姉夫婦の今の生活があるんだなと実感しました。

そして同時に、

わこ
わこ

「私はもう、その苦労はいらない。

いくらお金があっても、教員はしない。」

という私自身の価値観を取り戻しました。

今はもう自分の価値感を取り戻したよ

そんな揺り戻しにあった私ですが・・・

居候を終え自宅へ帰ったら、自然といつもの自分を取り戻しました!

自宅はいい。自分の空間はいい。

今の自分は十分恵まれている。

自然とこんな風に思える、普段の自分に帰れました。

今の生活は私が望んで手に入れたものだし、それで過不足はないです。

退職をして病気療養をしながらのんびり暮らしている自分には、身の丈にあった今の生活が十分です。

強がりでもなんでもなく、ほんとにそう思えます。

 

幸せって、人それぞれですよね。

もちろん、安心・安定の会社勤めも十分幸せでしょう。

反対に、私のように今職がなくても、生きているし幸せです。

結局は、「どれだけ本人が納得しているか」だと思います。

 

今回は、私はとてもいい体験をしました。

環境で人は変わるし、考え方も左右される

そんなことを身をもって痛感しました。

社会で生きていくということは、たくさんの価値感に触れることです。

その価値感たちに左右されない自分をもつ。

これが退職した私の、今後の課題だなと思いました。

ますます精進します!

わこ
わこ

以上、わこでした。

私は私のままでよい。