元小学校教員のわこです。
自分に元気がなくて、心が不安定なとき。
みなさんはどんな情報をSNSで収集しますか?
ポジティブな言葉で、優しく癒やしてくれる情報でしょうか?
それとも、落ち込んだ自分の気持ちに近い暗い情報でしょうか?
今、たくさんの人の心が病んでいますよね。
ただでさえテレビをつければ、朝から晩まで新型ウイルス。
専門家やコメンテーターが眉間にしわを寄せて怖い顔をし、政府を批判しています。
真面目な報道番組も、ワイドショーも。
ブログやTwitter、InstagramなどのSNSも。
目や耳にする情報は、暗い話題ばかりです。
これでは、私たちの精神衛生が良くないですよね。
ストレスがたまり、笑顔が減り、鬱っぽくなってしまいます。
実際に、私も同じような経験をしました。
今日の記事は、似たようなことで悩んでいる方の参考になればと思います。
「共感疲労」とは

「共感疲労」とは、暗い情報にひっぱられて、自分まで苦しくなり暗くなることです。
自分が直接体験したことではないのに、心が重くなる。
自分が直接被害を受けたわけではないのに、深く傷つく。
不眠や食欲不振、情緒不安定など、心身にさまざまな不調が現れます。
他人の痛みや苦しみに共感するあまりに心が疲れてしまうのです。
この「共感疲労」を、私は病休中や休職中から感じていました。
暗い体験に共感するあまりに、自分も荒む

私は病休中や休職中に、同じように仕事や病気で悩んでいる方のブログを読んでいました。
それはもう、むさぼるように、朝から晩までです。
ベッドの中で、スマホ片手に一日中。
私が仕事を辞めたい気持ちで一杯な時期だったので、
「仕事辞めたい!」「もう働きたくない!」
「病気が辛い」「早く楽になりたい」
こんな言葉が並ぶような、愚痴吐き出しの数々のブログに助けられていたのです。
そうやって、ブログの筆者に共感し、救われていたのも確かです。
ところが・・・。
あまりにもそういう暗いブログを毎日毎日読みすぎて、自分の心が疲弊するのを感じました。
主治医の先生に相談すると、こう言われました。
わこさんは「共感疲労」でますます心身を悪化させています。
SNSはすがるものではなく、彩りなのですよ。
それから、私は暗いテレビやブログ、SNSなどから距離を置くことにしました。
テレビを消して、ラジオと新聞で生活

落ち着いて情報を得るなら、新聞がとてもいいです。
活字は心を落ち着かせるし、幅広い情報が正しく載っています。
また、ラジオは耳に寄り添ってくれる優しいメディアです。
必要な情報だけを、落ち着いて静かに届けてくれます。
私はもう何年もテレビのない生活をしています。
その代わり、ラジオと新聞で情報収集をし、生活に彩りを与えています。
この生活は、私の精神衛生を保つ上でとても大切なものになっています。
SNSは明るい前向きなものを選んで見るようにする

私は、他の方のブログやTwitterものぞいていますが。
現在は、自分の気持ちがますます落ち込むような、暗い内容や不平不満たっぷりのものは読まないようにしています。
その代わり、
- 名言集
- ちょっといい言葉
- 前向きになる考え方
- 笑顔の写真
など、「共感疲労」しないような明るい内容に触れるようにしています。
自分の心を守るのは、自分しかいないですもんね!
情報は自分で選び取る

SNS疲れ、SNS依存、共感疲労を感じている皆さん。
ちょっとスマホやパソコンは横に置いて。
自分が目に触れる情報も断捨離してみませんか?
SNSに救われることもあれば、どん底に落とされることもあります。
自分の心を良い状態に保つためにも、自分にあった情報を選んでいきましょうね!
かくいう私も、まだまだ情報断捨離中の身。
何が起こるか分からない時代だからこそ、大事な情報だけを選んで生きたい。
見ざる、言わざる、聞かざるに限る。