元小学校教員のわこです。
年始に入り、年賀状などを通じて
還暦を迎えました!
今年は定年退職です!
というご挨拶をたくさんいただきました。
定年退職の報告を受けるこの時期。
私はなんとなーくセンチメンタルになります。
落ち込む?とは違ってて。
感傷的になるというか。
「定年退職おめでとう」と思う気持ちと、
「私には成し得なかったことだな」と少しの羨ましさを抱いてしまうのです。
今日の記事は、定年退職の先生方に対する私の正直な気持ちを綴ってみたいと思います。
私は最初から定年退職願望がなかった

私は、最終的には病気になったことがきっかけで、40代で退職したのですが。
そもそも、病気になろうがなるまいが、定年まで勤める気は全くありませんでした。
それこそ教員になりたての頃は、
と思っていたし。
もし結婚も出産もせず、独身のままだとしても、
と決めていたし。
20代の頃から一貫して、「定年退職まで勤め上げる」という人生設計は描いていませんでした。
なので、定年退職する方を羨ましがる発想や考えは、全くなかったのです。
でも、退職したらちょっと私の考えにも変化があったんですよね。
勤め上げることもすばらしい人生だ

これまでの私の価値感として、
自分のやりたいことに方向転換する人生は、すばらしい
と思っています。
安定した肩書き、お給料、福利厚生。
そういうものを当てにせず、新たな人生に向かって再出発の舵を切ることはすごいことです。
そういう意味で、私は早期退職や転職をする方を応援しているし、自分もその夢の一人でありたいなと思います。
一方で、その気持ちとは別に。
退職してみて改めて思うのは、
最後まで勤め上げる人生も、また素晴らしいものだ
ということです。
自分が早期退職してみて気づいたのですが。
何かをずーっと長く続けるって、ある種の努力であり、それも1つの才能だと思うのです。
いろんなことがあるけれど、それを乗り越えたり助けてもらったりしながら、1つのことを長く続けるってすごいですよね。
私の人生では定年まで勤め上げるという経験がなかったので、それができる人はすばらしいなと心から思っています。
みんなちがってみんなすばらしい

かといって、私は今でも定年退職願望はありません。
定年退職しなかった自分を、卑屈に思うこともないし、落ち込むこともしません。
ただ、世の中には自分ができない人生を歩む人がいることに、純粋に尊敬しています。
私は成し得なかったことなので、単純に「すごいな!」と羨望を抱きます。
でも、人は人。私は私。
みんな違ってみんなすばらしいですよね。
私は定年退職の経験はないけれど、その代わり早期退職の経験を持っています。
退職の良さや、人生の方向転換のすばらしさを少しは知っています。
私は私の経験を生かして、自分が役に立てるような発信をこれからもしていきたいなと思います。
それぞれの人生が、それぞれの輝きを放ちますように。
自分の人生を歩もう。